Category: Essay

2016.04.15 : Essay, Hotel Time

Hotel Time

旅の楽しみは、美しい景色とおいしい食事とそして素敵なインテリアでのひと時でしょう。

フランス、コートダジュールのニースは 空と海が紺碧に輝く一度は訪れてみたい光溢れる美しい都市です。
ホテル ラ ペルーズ(Hôtel La Pérouse)は、ニースの街とアンジュ湾の弧を描いた美しい景色が見下ろせる海沿いの岬にあるブティックホテルです。海の凪から吹く風が心地よいバルコニーテラスは、黒のアイアンのハンギングチェアと赤のクッションが外壁の黄色と空の青に生えています。テラスウィンドウの向こうには、客室の鮮やかなピンクのソファがのぞいています。
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2016.04.04 : Essay

桜の季節

桜が街に咲き誇っています。薄曇りに映える桜の花びらの色と黒みを帯びた枝のコントラスは、墨絵のような美しい景色を作ります。

桜は和菓子の菓子木型や浮世絵の版木として使われています。建材として使われるのは山桜(バラ科サクラ属)で日本人にはなじみ深い木材です。肌目は緻密で光沢を放ち、芯材は紅色を帯びた褐色で、時に暗緑色の縞模様を呈した美しい木目です。また、桜の樹皮も美しく、皮付丸太は茶室の床柱や天井の押縁などにも用いられ、工芸品では秋田の角館の樺細工が有名です。

しかし、家具材や床材で使われるサクラと称されるものはバラ科ではなくバーチや樺(カバノキ科)がほとんどです。木工業界では赤っぽい材、特に樺などは表面の仕上がりや色調が似ているため「サクラ」と呼ぶことが長い慣例となっています。

また、「チェリー」は北米産のブラックチェリーです。心材と辺材の差がはっきりとしており、木目には「ガムポケット」(樹脂痕の黒い斑点・筋)、「ピスフレックス」(カナスジ)などの個性が現れます。赤味を帯びた淡い肌色のような色味ですが、時共に赤味が増しオレンジがかった茶色に変化していきます。経年変化による色調の変化は特徴となり家具やフローリング使用され、人気の高い樹種です。b-piral_160405

2016.03.28 : Essay

青の街

モロッコ、シャウエンは青く染められた街です。
モロッコのフェズから緑豊かな大地を進み、リフ山脈の奥深くにある青一色彩られた幻想的な迷宮のようなシャウエンの旧市街(メディナ)は、家々の壁だけではなく、扉、道や階段まですべてにわたり多彩な青で染められ、長い年月に重ねられた青の壁は厚みを増し、空から青が零れ落ちてくるようです。

青く染められた理由は、夏の暑さを和らげるとか、虫除けとか、機能的な理由など諸説ありますが確な謂れはわからないようです。この街の言い伝えにひとつは、昔スペインから追われたユダヤ人が、ユダヤ教にとって神聖な色「青」に染めたことが始まりとされ、青に染める慣習だけが今に残っているとされています。

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