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2015.12.31 : Essay

ともしびにそえて。

キャンドルの炎は、ほのかに揺れ瞬いています。
鼓動のリズムとシンクロした暖かなその揺らぎは心を落ち着かせます。

ひととき、ひとときを、心にとめ
私たちに光りを灯してくれたすべての人に。
今年一年の感謝をこめて。

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2015.12.24 : Essay

「Blue」のBlue

「青」や「Blue」を歌った音楽はたくさんあります。色だけでなく、心情や風景など様々な表現が「青」や「Blue」にこめられています。

1971年にカナダ出身のJoni Mitchellが27才のときに作った4作目の普遍的傑作アルバム「Blue」。冬になると聴きたくなるアルバムです。
タイトル曲「Blue」はBlueという名の彼への愛の告白で、女心の揺らぎが、海の凪のブルーと共にピアノの旋律に閉じ込められています。
切ないクリスマスソングの「River」は、雪の降らない町で「長く続く川があればいいのに。スケートで滑っていけるのに。この足で飛んで行くのに…」大切な人を傷つけてしまった彼女は、周りの華やかな賑わいから離れひとり、そこにはない冬の紺青の川に遠く思いを馳せています。

また、このアルバムは旅のアルバムです。「All l want」でひとり旅をし、アフリカの風、フランスのコロン、アムステルダム、ローマ、スペイン、カリフォルニアの空、ラスベガスの砂、そしてカナダの地図…そばにいない愛しい人への想いが、彼女の世界の言葉で綴られています。

時代は変わっても、瑞々しく美しいアルバム。アコスティックギターとピアノの響き、愁いをおびた透明な肌触りの歌声が、アルバムの10曲に、恋多き彼女の様々なBlueをちりばめています。

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2015.12.22 : Essay

青い鳥

私たちのオフィスには青い鳥がいます。

「青い鳥」はベルギー生まれのノーベル賞作家で哲学者のモーリス・メーテルリンクの戯曲です。クリスマスイブの夜、幼い兄妹チルチルとミチルが妖女ベリリウンヌに病気の娘のためにと頼まれ、幸せの青い鳥をさがしに行く夢物語です。ふたりは様々な不思議な国を旅するのですが、結局、青い鳥はさがせずに家に戻ると、自分たちの飼っている鳥が青い鳥であることに気づきます。娘の病気は治りますが、えさをやろうとすると青い鳥は飛び立ってしまうのです。

青い鳥はどこに飛び立ってしまったでしょう。

旅にでる前に、ベリリウンヌは光り輝くダイアモンドをまわすと普段は見えない物事の本質の見える魔法の帽子を渡し、チルチルにいいます。
「石はどれも同じなんだよ。どの石もみんな同じ宝石なんだよ。だが人間はその中のほんの少しだけが宝石だと想っているんだよ。」

ほんの少しだけ。
幸せはそこにあり、どこにでもあるのです。

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